重ねるハザードマップ

土砂災害に対する心構え

9月1日は防災の日。制定の理由は関東大震災が起きた日ということで、管理人も知りませんでしたが。知識よりも行動が大事、これから防災の意識を高めていけばいいことだと思います。

土砂災害区域に認定されているのは、土地の高さが5m以上、傾斜が30度以上ある地形となります。台風や長雨の影響で地盤の緩くなり、土中の保水力が限界に達した時に土砂崩れなどの被害が発生します。

土砂災害に対する意識を高めて、最悪の状況を想定して、今一度自分の住宅付近の土砂災害ハザードマップ」を チェックして災害に備えていきましょう!

今回の広島の災害で今年建てたばかりの新居が無残にも被害に会い、床下や壁に入り込んだ泥の層を手作業で取り除く作業に明け暮れる被災者。壁の石膏ボードもボロボロで使い物にならず、すべて撤去。

リフォームするにも火災保険しか入っていなかったせいで全部自腹で行わなければならない。まだ始まったばかりのローン返済が更に追い打ちをかけます。

土砂災害危険区域

自宅が土砂災害などの危険箇所、警戒区域に入っているかの確認が大事です。市町村が出している、ハザードマップ 、チラシやポスター、あるいはインターネットでも確認することができます。

各都道府県が公開している土砂災害危険箇所と土砂災害警戒区域

森林地帯でない都会でも結構エリヤに囲まれているところがあります。もし入っていれば、避難所や近場に緊急避難できる箇所を事前に家族で確認しておくことが重要かと思います。

風水害の保険

家を建てる場合、土砂災害危険区域に入っていることを知っていれば、わざわざ新築しようとは思わないかもしれません。風水害の保険に入ることも一つの方法ですが、風水害の保険は年間15万円くらい高くなるとのことでした。できれば危険区域外にマイホームは建てたいものです。

備えよ常に!

土砂災害だけではなく、津波被害など沿岸部においても同じような策を講じる必要があると言えるでしょう。東日本大震災、熊本地震など、土砂災害危険区域でなくても災害に見舞われることもあります。

熊本地震の場合、木造瓦葺きの家屋の倒壊が多く見られました。直下型地震には新しい基準の建築物でさえ、まったく太刀打ちできませんでした。

ちなみに「備えよ常に!」という言葉を小学生の時ボーイスカウトで習いました。創始者のベーデンパウエル氏の座右の銘のようなものです。ロープの結び方やキャンプ道具の整備、服装やリュックの装備など毎週、遊びながら様々な訓練を行っていました。

もしもの時の心構えとして「備えよ常に!」の精神が今、蘇ってきます。

重ねるハザードマップ

洪水・土砂災害・津波のリスク情報、道路防災情報、土地の特徴・成り立ちなどを地図や写真に自由に重ねて表示できます。

重ねるハザードマップ

地域を検索すると、自分の住んでいる地域の災害リスク情報など災害別に調べることができます。
重ねるハザードマップ1

おわりに

災害は忘れた頃にやってきます。「備えよ常に!」常に防災に関する意識を高めていけば、いざという時に慌てずに行動ができるでしょう。

市や県の防災メールに登録して、いち早く情報を得るのも家族や地域を守るためには大事なことだと思います。時には土砂災害危険区域・ハザードマップを見直して、避難所の確認など家族で行っていきましょう。