気をつけたいこと

私の壮絶な副鼻腔炎(蓄膿症)の症状「頭痛・鼻水・発熱・悪臭!」とその原因と治療法

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数年前になる話ですが、ある日突然気を失うほどの激しい頭痛に襲われ、それから一月以上にわたり、鼻水・発熱・悪臭に悩まされることになりました。

その頭痛の原因となったのは、「副鼻腔炎」という初めてかかる病気でした。

「副鼻腔炎」は一般的には「蓄膿症」と呼ばれている鼻の病気になります。

「副鼻腔炎」は頭痛が非常に強かったことと、悪臭を感じたことを除けば、「頭痛・鼻水・発熱」と風邪の症状に非常に良く似ています。

実際に、「風邪が治りにくい…」と思っていたら副鼻腔炎だった、というケースは決して珍しくないようです。

そこで、今回私が実際に経験した『副鼻腔炎(蓄膿症)の特徴的な症状や、原因と思われるきっかけ、そして治療法など』について解説します。

副鼻腔炎は、意外と身近な原因により起こることの多い病気です。予防やかかってしまった時の対処法など、お役に立てれば幸いです。

私が経験した急性副鼻腔炎

ある日のこと、いつものように仕事をしていると、突然頭の左側に激しい頭痛が起こりました。
過去に経験がないほどの激しい痛みに気を失ってしまったほどです。

その日から、38度を越える高熱と、激しい頭痛に苦しむ日々が始まったのです。
さらに数日後には、なぜか、顔の左側までも痛み出しました。

顔の痛みが始まった時、ふと「もしかしたら、この頭痛や、顔の痛みは、歯の治療のせいではないだろうか」と考えました。
ちょうど痛みが始まる1か月ほど前に、私は左の前歯の治療をしてもらっていたのです。

ひどい虫歯だったので麻酔を打つことになったのですが、その際に顔の中で針が動いてしまい、「ビリッ」という嫌な音が聞こえました。
激しい痛みを感じるのは、まさにその音がした場所なのです。

慌てて治療をしてくれた歯科医を受診したところ、「神経に傷がついて化膿し、ガスが発生しているようだ。歯にガス抜きの穴を開ければ、痛みは落ち着くでしょう」と、左前歯の裏側に、小さな穴を開けてくれました。それにより、顔の痛みは、いくらか落ち着いたように感じました。

ちょうど海外旅行の計画をしていましたが、頭痛や発熱は歯の治療後も落ち着かず、旅行の前日も高熱を出して救急病院へ行く始末でした。
それでも、ずっと楽しみにしていた旅行をキャンセルする気はなかったため、不安はありましたが鎮痛剤を多めに持って出発しました。

更に別の症状が次々と、、

初日は鎮痛剤で何とか乗り切りましたが、翌日目が覚めると、今度は強い悪臭に気付いたのです。
原因となるようなものは周囲に何も見当たらないのに、どこに行っても、その強い悪臭が付いて回りました。

更に厄介なことに、水のようにさらさらした鼻水が出るようになったのです。風邪の時のような、粘度のある鼻水ではありませんでした。
次第に悪臭の原因がその鼻水ではないかと考え、帰国してすぐに耳鼻科を受診したのです。

耳鼻科での診察

最初に訪れた耳鼻科では、レントゲン撮影などの検査はなく、問診のみで「急性副鼻腔炎」と診断されました。

医師の話では「点滴が必要」とのことだったのですが、数週間通院しても、一度も点滴治療はしてもらえませんでした。
処方されていた薬も、痛み止めやビタミン剤ばかり。炎症を抑える効果がある薬は処方されていないように見えました。

そうしているうちに、頭痛はさらに激しくなっていったのです。
それだけではなく、鼻水の状態にも変化がありました。さらさらだった鼻水が、少しずつ粘度のある鼻水に変わっていったのです。
時折、膿のような黄色いどろりとしたものが混ざり始め、悪臭もひどくなっていきました。

やむなく別の病院に行ってみたところ、今度はレントゲン検査をしてくれました。
「確かに急性副鼻腔炎です。かなり症状が進行しています。顔の左半分、筋肉が溶けて膿になっています。歯の治療をした際に神経を傷つけてしまったのが原因でしょう」とのことでした。

そこから数週間、通院で点滴治療をしたところ、緩やかに症状は落ち着き、ようやく完治に至りました。
幸いにも私は点滴のみで完治しましたが、副鼻腔炎は、症状が悪化した場合、手術をしなければならないケースもあると後から知りました。

副鼻腔炎による主な症状

副鼻腔炎による主な症状には、「痛み」「鼻水、鼻づまり」「悪臭」などがあります。
症状を一つ一つ見てまいりましょう。

副鼻腔炎の症状:痛み

痛む場所は、お主に、頭と歯・目などです。
副鼻腔は8つあるのですが、炎症を起こしている部分が痛むことから、人により痛む場所に違いが生じます。

頭痛の場合、炎症を起こしているのは、篩骨洞の奥にある「蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)」という場所になります。
そして炎症を起こしているのが目と目のあいだにある「篩骨洞(しこつどう)」という部分だと、目の周辺に痛みを感じるのだそうです。

歯の場合、神経が圧迫されることなどにより痛みが生じます。1本だけではなく、上の奥歯全体や、左右どちらかだけが痛んだりします。
いずれの場所であっても、急性副鼻腔炎の場合、痛みが強いのが特徴です。
また、顔の向きを変えたりした際に、痛みが増すことがあります。

副鼻腔炎の症状:鼻水と鼻づまりの場合

初期の段階では、さらさらした透明の鼻水が出ますが、症状が進行していくと、次第に粘度の高い、黄色や、黄緑色などの、ドロドロした鼻水へと変化していきます。

これは副鼻腔に溜まった膿が外に排出されているためです。
鼻水は昼夜を問わず、ずっと流れていて、鼻をかんでもすぐにだらだらと流れてくるような状態でした。

この鼻水がのどに落ちることにより、咳や痰といった症状が発生する場合もあります。
また、鼻水の粘度が高くなったり、粘膜の腫れが続いたりすることにより、「鼻づまり」を起こしたりもします。

副鼻腔炎の症状:悪臭

鼻水に関連している症状です。副鼻腔炎の場合、鼻水に悪臭を感じることがあります。
このときに感じる悪臭には個人差があるそうですが、「腐ったような、少し酸っぱい匂いがする」という意見が多いようです。

私が感じた悪臭は小動物が腐った匂いに酷似していました。
この匂いは、周囲にはまったくわからないものだったようです。「悪臭を周囲が感じるかどうか」は私も非常に気にした部分です。

そこで当時、家族や同僚に顔を近づけるなどして確認をしてもらったのですが、全員が「匂いを感じない」との答えでした。
他人に対して気になる悪臭ですが、一般的には、悪臭を放つ膿があるのが鼻の奥のほうであるため、本人以外が感じることは少ないのだそうです。

副鼻腔炎のその他の症状

稀に、副鼻腔炎を長期間放置したことによって、炎症が目や脳にまで及び、視力低下や意識障害につながる場合もあるそうです。
それだけではなく、副鼻腔炎は、症状が長引くと、腫瘍が出来たり、骨が溶けたり、というケースもあるようですので注意が必要です。

私の場合、一番強くてきつい症状は、頭痛でした。
市販の鎮痛剤を飲むことで痛みを和らげることはできました。しかし、治療が終わるまでは痛み自体が消えることはありませんでした。

副鼻腔炎になる原因として考えられるもの

副鼻腔炎を引き起こす理由は「外傷や歯の化膿」「風邪」などが多いとされています。
風邪や疲れ・ストレスなど、体の抵抗力が下がっているときは、副鼻腔炎になりやすいのだそうです。

風邪などによる、ウイルスや細菌への感染

最初は普通の風邪だったのに、途中から症状が変わり、副鼻腔炎になってしまうケースも珍しくないようです。
これは、鼻の穴と副鼻腔がつながっているためです。
鼻の穴を通ってウイルスや細菌などが副鼻腔に入り込むことなどにより炎症を起こすことがある、といわれています。

歯の化膿や外傷など

歯の根本などに膿が溜まることや、外傷によって鼻が変形することなどによって副鼻腔炎になってしまうケースもあります。
歯や、外傷などが原因の場合は、副鼻腔炎の治療だけでなく、元となる部分の治療も必要となります。
私の場合は、この「歯の化膿」が原因であると考えられます。

気圧の急激な変化など

気圧性副鼻腔炎と呼ばれるものです。
潜水をしたり、飛行機に乗ったりした際に、副鼻腔内の気圧が急激に変化することで発症します。

副鼻腔炎の種類

副鼻腔炎には、
・急性副鼻腔炎
・慢性副鼻腔炎
の2種類があります。
急性副鼻腔炎の場合、症状は短期的なものだと言われています。
激しい頭痛などを伴うことが多いのですが、免疫の力により自然治癒する場合もあるそうです。

一般的には、3週間以上頭痛などの症状が続くものを「慢性副鼻腔炎」と呼ぶようです。
慢性副鼻腔炎の場合も、適切な治療が必要とされています。

どちらの場合であっても、無理をしたり、放置したりせず、病院へ行ったほうが良いようです。

副鼻腔炎の治療

副鼻腔炎は、慢性化すると治療にも長い期間を要する病気ですので、初期のうちに異常に気づいて、適切な治療をしてもらうことが重要です。
急性副鼻腔炎の場合、早期に治療を開始すれば、通院と2週間以内の投薬で治るケースが多いようです。

治療の種類は、症状や、炎症を起こしている場所、進行度合いにより異なってきますが、主に「薬剤療法」と「手術療法」があります。

薬剤療法

手術をせずに投薬や点滴により治療する方法です。
副鼻腔内に溜まった鼻水を取り除き、原因となる菌に有効な抗菌薬を投与して治療をします。

この際に、頭痛などの症状がある場合は、消炎鎮痛剤などが投与されたりもします。
そのほかに、ネブライザーを使い、患部に霧状にした薬剤を直接あてる治療を行うこともあります。

目の周りや、頬などに腫れが生じているなど、比較的症状が進行している場合は、膿が脳や目などに届くことを防ぐ必要が生じます。
その場合には、抗生剤の点滴をしたり、鼻の中に薬を塗ったりすることもあります。

手術療法

薬剤や点滴での回復が見込めない場合は、手術を行う可能性があります。
現在は内視鏡などでの手術も行われていますが、症状や場所によっては、外科手術となる場合もあります。

内視鏡手術であったとしても、日常生活に戻るまでには2週間程度は必要なのだそうです。
そのため、副鼻腔炎においては、重症化する前の治療が大切といわれています。

副鼻腔炎の予防

外傷や歯の可能による副鼻腔炎は避けるのは難しいかもしれませんが、免疫強化対策などして意識的に予防することも可能です。

まず、風邪による副鼻腔炎を避けるためには、
・風邪を引かないようにする
・風邪を引いた場合は長引かせないようにする
ことが重要となります。

また、アレルギー性鼻炎も、副鼻腔炎につながるおそれがあります。
そのため、アレルギー性鼻炎の場合は、アレルギーになる原因を遠ざけるなどして、なるべく鼻炎を起こさないようにしましょう。

風邪などで鼻水が出る場合は、すすらずに、きちんと片方ずつ、静かに鼻水をかむのをお忘れなく。

おわりに

私が副鼻腔炎になったのは、ちょうど、仕事もプライベートも多忙でストレスが溜まり、疲れていた時期でした。
そのタイミングで、歯の治療中に歯の根元が化膿したことにより、副鼻腔炎に発展してしまったようです。

更に旅行などにより耳鼻科での治療が遅れたため、症状の進行につながったと考えられます。
最初の症状であった頭痛は、この後続く様々な症状の始まりでした。

しかし当時は知識がなかったため、その頭痛を副鼻腔炎と結び付けては考えることはできませんでした。

もし頭痛の症状が出た時点で、すぐに耳鼻科に行き、適切な治療を受けることが出来ていたら、それほど症状が進行しない段階で治すことが出来たかもしれませんね。

副鼻腔炎という自覚がなく、激しい頭痛などの症状で病院に行ってみたら副鼻腔炎だった…というケースも多いようです。
そこで、普段から風邪を引かないようにしたり、虫歯は悪化する前に治療したりするなど、しっかり予防したいものです。

そのためにも、日ごろから十分な睡眠とバランスの摂れた食事を摂り、ゆっくりと体を休め、ストレスを取ることも重要な予防と言えるでしょう。

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