健康

“誤嚥性肺炎”高齢者だけじゃない!予防法 と予防体操

Sponsored Links

管理人は今年不覚にも52歳の誕生日に、通常高齢者が多くかかる「誤嚥性肺炎」にかかってしまいました。

朝食に焼いた食パンと目玉焼き1個を何気なく食べたのですが、そのどちらかの残りカスが何かの拍子に気管に入ってしまったのでしょうか、次第に違和感を感じ、のどの奥でなにか異物を出そうとウンウンうなったり、咳をしましたが、おさまりません。

午後からは咳が出始め、止まらなくなってきました。夕方には熱が出はじめ、その夜は節々が痛くなり、熱にうなされてほとんど眠れませんでした。

次の日病院に行くと「誤嚥性肺炎」と診断され、抗生物質と咳止めを処方してもらい、4日から一週間でようやく完治しました。初めての肺炎を患いましたが、かなり体力を消耗する大変な病気でした。

後日わかったのですが、50歳代でこの病気にかかってしまった最大の原因は「口内細菌」でした。これは歯周病からくる上あごの炎症でわかりました。

「口内細菌」の増加は様々な病気を引き起こしてしまうこともあるので、しっかりと口腔ケアを意識するきっかけにもなりました。

今日は高齢者のみならず、乳幼児や若い人でもかかってしまう「誤嚥性肺炎」についてその原因とメカニズム・予防法、予防体操などをまとめてみました。

乳幼児をお持ちの方、50前後の方や高齢者の介護で誤嚥など苦慮されている方の参考になれば幸いです。

肺炎を侮るなかれ!

近年のデータによると、肺炎で亡くなる方の約95% が65歳以上の高齢者で占められ、肺炎は老人の悪友とも言われています。

日本人の死亡原因は第1位が癌、次いで脳卒中、心臓疾患、肺炎は第4位(3位)となっていますが、約半数の人が5位以下と回答しており、肺炎に対する危機意識がとても低いことがわかります。

日本呼吸器学会によると、肺炎は高齢者の死亡原因の上位を占める病気で、更に高齢者の肺炎の7割以上が誤嚥性肺炎だということです。

普段どんなに健康でも、突発的にかかってしまう肺炎、高齢者のみならず乳幼児や小学生、50前後の壮年期の方々も注意しておきましょう。

誤嚥性肺炎とは

誤嚥性肺炎とは知らない間に細菌が唾液とともに気管から肺へ入り、炎症を起こすこと。
本来気管に入ってはいけない物が気管に入り(誤嚥)、そのために生じた肺炎。

老化や脳血管障害の後遺症などによって、飲み込む機能(嚥下機能)や咳をする力が弱くなると、口腔内の細菌、食べかす、逆流した胃液などが誤って気管に入りやすくなります。その結果、発症するのが誤嚥性肺炎です。

なかでも寝ている間に少量の唾液や胃液などが気管に迷入して起こる不顕性の誤嚥は、本人も自覚がないため、繰り返し発症することが多いようです。

体力の弱っている高齢者では命にかかわるケースも少なくない病気です。

後でわかったのですが、今回、管理人がこの病気になった最大の原因は「口腔内の細菌」が異常に増えてきたためでした。
数か月後に上あごに痛みと腫れが出てきて、歯医者に行ったところ、歯周病により炎症を起こしていました。

歯垢を顕微鏡で検査したところ、カンジタ菌や歯周病菌が繁殖していました。
今後口腔内の細菌治療に入りますが、インフルエンザ治療に使う抗生物質を3日間飲むことになりました。

丁寧な歯磨きと歯垢の除去、マウスウオッシュなどの口腔ケアが重要なポイントであることがよくわかりました。

誤嚥性肺炎の兆候

口の中が渇きやすくなった、食事中にむせることが多くなってきた。こんな変化を感じたら、噛む力飲み込む力が衰えだした兆候かもしれません。

口の働きの衰えは口内トラブルを引き起こしますが、体の健康にも関わるので放置しないようにしましょう。

口内トラブルの原因は様々ですが、唾液の分泌量や歯や舌の清潔度、飲み込んだ、かんだりする力など気をつける必要があります。

口が渇いて飲み込みづらく、むせやすいと感じたら、唾液の分泌量の減少が考えられます。唾液には口内の細菌の増殖を抑え、食べ物を溶かして味覚を感じさせ、口を滑らかに動かし発音しやすくする働きがあります。

その他、喉がゴロゴロしたり、熱がよく出るようでしたら、誤嚥性肺炎にかかっているかもしれません。

誤嚥性肺炎の原因とは

口臭や口の渇きの原因は歯や入れ歯、歯間の手入れ不足、入れ歯や加齢によって衰えた歯肉には汚れがたまりやすく、口内が乾燥していると汚れや細菌が増えてきます。

誤嚥そのものは完治することが難しいため、口腔ケアによって細菌や食べかすを減らし、口腔の清潔を保つことが安全かつ効果的な予防法です。

Sponsored Links

誤嚥性肺炎 予防法

自分がかかってしまった「誤嚥性肺炎」に対して、耳鼻咽喉科に勤務している友人からLINEで頂いたアドバイスになります。

◎飲み込む力の維持だけでなく、口内を清潔に保つことが予防につながります。
歯がなくても、口の中のケア(舌や歯茎など)を行いましょう。
◎食前に口の準備運動を習慣化して、食べ方に気を配るのも効果的です。

◎嚥下(えんげ)する筋肉が痩せてきているので、一口ずつ意識して食べる。
◎サラサラより、とろっとした食感の食べ物の方が喉の壁つたいに食道に入リ安い。高齢者の方は特に早飯は禁物です。サラサラしたものをガツガツ食べてはいけない。

※嚥下とは食物を飲み下すこと。口腔内の食物塊を胃に送り込む運動

◎声帯も急に痩せてくるので、70過ぎたら会話の途中・午後から、声が出にくくなってきます。最大の予防はハミングだそうです。

◎嚥下困難者用食品が市販されています。
20121219092307

準備運動

食べこぼし:唇の筋力維持のために唇をとがらせたり、両端に広げるように伸ばしたりするといいでしょう。また、舌を突き出して、唇をなめるように動かしたり、のどの準備体操におなかから大声を出したりするのもいいと聞きます。

食べる姿勢に気をつける

背筋を伸ばすと、食べ物は飲み込みやすいようです。
食事の時はアゴは引き気味にして、クッションなどを使って姿勢を保ちます。

口の働きを改善する対策

  • 食べ物一口につき30回をめやすに噛む   
  • 舌で唇と頬の内側を押し、唾液の分泌を促す   
  • 歌や早口言葉で口の動きを鍛える   
  • 食事に硬めの食材を一品取り入れる   
  • 水分補給を小まめにして乾燥を防ぐ   

日本口腔保健協会のアドバイスより

誤嚥性肺炎予防体操

体操で誤嚥予防、お食事前の3分間嚥下体操 ~世の中の役に立つ近大公開講座vol.1~

深呼吸

意識的に深呼吸をしてみましょう。
背筋を伸ばして、3秒かけて鼻から大きく空気を吸って、口をすぼめ5秒かけて口から息を吐ききります。繰り返します。

首と肩の体操

胸を大きく開いたり、肩を大きく回すようにすると、更に効果的です。
呼吸は止めずに行います。
めまいなどの症状に注意してください。
肩や首に痛みのある方は無理のない範囲で。

  1. 5秒かけてゆっくり左右に首を回します。   
  2. 首を3秒ずつ左右に倒します。   
  3. 肩を上げ下げします。   
  4. 息を吸いながら肩を上げます。   
  5. 息を吐きながら力を抜き肩を下げます。   
  6. 息を吸いながら両手を挙げて軽く背伸びをします。
       
  7. 息を吐きながらゆっくり手を下げます。   
  8. これを繰り返します。   

嚥下おでこ体操

呼吸は止めずに
血圧が高い方は軽く力を加えてください。

  1. おでこに手をあてて力強く押します。   
  2. そのまま5秒間おへそをのぞきこみます。   
  3. 力を抜きます。   
  4. これを数回繰り返します。   

舌体操

  1. 舌をゆっくり出し入れします。   
  2. 舌で左右の口角に触れます。   

深呼吸

3秒かけて鼻から大きく空気を吸って、口をすぼめ5秒かけて口から息を吐ききります。繰り返します。

上記の体操が面倒くさいと思われる方、もっと手軽にできる「あいうべ体操」が簡単で人気があります。

Sponsored Links

まとめ

口は栄養を摂取するだけではなく、会話や食事を楽しむという生活意欲に大きく関わる重要な機能です。

噛むことは脳を刺激し、認知症予防になるとされ、介護予防の第一歩につながります。

定期的に歯科検診も受け、口腔ケアや舌や唇の準備運動などを普段から取り入れ、口の健康の維持や改善を意識して生活していきたいものですね。

すべての誤嚥が肺炎につながるわけではありません。誤嚥しても力強い咳で吐き出す喀出力、細菌の感染に対する免疫力と体力があれば、肺炎になることを防ぐことができます。

最後に友人のおすすめは「ハミング」カラオケと違い、どこでも手軽にできます。歌詞を覚えていなくても、メロディーだけをハミングしていれば、自然と筋肉がついてくるみたいですよ。音楽の持つ力ってすごいですね。

PS.誤嚥性肺炎予防のためになる動画

イラストで分かりやすく説明しているすばらしい動画です。
≪本編≫「肺炎になったら大変!! ~家族が知っておきたい誤嚥性肺炎予防~」

関連記事

  1. 健康

    睡眠時間 理想の長さがある?子供から成人まで年齢別の眠りについて

    あなたは今の睡眠に満足していますか?私たちの健康的な生活や仕事…

  2. 残業

    健康

    進まない「働き方改革」企業の課題と解決策は?

    某広告代理店の一人の女性の死によって社会にようやく明るみになった「過労…

  3. 口内炎

    気をつけたいこと

    口内炎の原因と即効性のある治し方まとめて6選!

    口の中のたった数ミリの点なのに、激痛が走る口内炎。治ったと思っ…

  4. ミドル脂臭

    気をつけたいこと

    スメハラの対策方法は?各種グッズや効果的な伝え方まで!

    「スメハラ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?「スメハラ…

  5. 挑戦中

    だるい・眠いの原因はひょっとして肝臓?

    最近気になるのが、日中にだるい・眠いのです。会議など夜出かけることが多…

  6. 健康 食べ合わせ

    便利な知恵

    健康にいい食べ物 の組み合わせ「便秘予防」「花粉症予防」「高血圧予防」「糖尿病予防」

    先日日曜日の朝の健康がテーマのテレビで「便秘予防」「花粉症予防」「高血…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

副業解禁に備えて趣味を仕事に生かす準備を!

水を飲むなら体のことを考えて【のむシリカ】

【東京練馬区】住宅リフォーム・住まいの困りごとなら

PAGE TOP
Translate »