一昨日からの熊本地震ですが、直下型地震による地震被害は留まることを知りません。未だに行方不明の方の安否が心配されます。
この上雨もひどくなれば、救助の難航が予想されますが、ご無事をお祈りします。
南海トラフ地震がいつか起こるとは予想していましたが、太平洋側ではなくまさか九州のど真ん中の内陸部で直下型地震が起きようとは想像していませんでした。
我が家は九州宮崎ですが、熊本よりに隣接していますので、連日かなりの余震が続いています。
昨夜の地震で玄関の家具収納棚がすごい音と共に倒れてしまいました。
ようやく持ち上げると、靴が散乱状態。
逃げる時の靴を確保して、棚を元の位置に仮置きしました。この日は家具を避けて布団を敷きました。
寝る時も家具の倒壊が不安ですので、次の日に早速金具をホームセンターで購入、倒れそうな家具と柱に転倒防止の金具を取り付けることにしました。
地震に備えて、耐震対策!!基本は家具の転倒防止方法をまとめてみました。まだ、耐震がお住みでない方、やらないより絶対やっていたほうがいいと思います。参考になさって、家族を守ってください。
家具の耐震対策
天井と家具とを固定する器具(家具転倒防止棒)もありましたが、値段が高い割には横揺れに弱いような気がします。今回は家の柱や間柱と家具とをしっかりL字金具で固定することで、横揺れに強い構造(筋交い)を作りました。
※我が家は持ち家なので、自由にビスなど固定ができますが、賃貸の方は「家具転倒防止棒」などでしっかりと固定することをお勧めします。
できれば両方すると、お金がかかりますが更に強固な耐震対策になると思います。寝室だけでも安心料と思い、取り付けようと思います。今回はつっぱり棒は購入していないため、L字金具のみの施工の解説となります。
ついでに掃除しながらの取り付け
時折余震が起こる中、まずはタンスなどの上の荷物を撤去。長年積もっていたホコリを掃除しました。
転倒防止、見栄えより安全
見栄えも何もありません。命の方が大事なので、大きい鍋ビスをインパクトドライバーで家具の堅い部分と柱や算木にL字金具で止めます。
間柱を見つける
柱がないところの壁は石膏ボードなので、ビスが全く利きません。大体間柱や算木の間隔は一尺(約30cm)間隔なので、ためにし細いネジをドライバーでねじ込んでみます。手応えがあれば、そこに金具を本付けします。
まず、家具からビスで止めて行っても壁側にしっかりと固定できないと意味がありませんので、柱から30cmあたりに間柱(算木)があるかどうか細いビスで確かめます。
金具の穴と家具の一番止まりそうな箇所が合わないので、金具に穴を開けます。今回はドリルビスで穴を開け、そこにビスを止めました。
注意点
三段ボックスなど家具の板が集成材の場合いくら金具を固定してもそこから裂けてしまいますので、穴を開けてボンド注入するなど、逆に構造が弱くなりかねませんので、集成材にはご注意ください。
おわりに
今回、なんとか耐震対策として家具の転倒防止を終えることができました。いつ止むかわからない余震が断続的に続いていますが、我が家で寝れる喜びと安心感を大事にしたいと思います。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災者の方々がいち早く日常を取り戻すことを祈念致します。