屋根にキャリアを付けたハスラー、これだけで遊び心満載なのですが、一応デザイン看板業を営んでいますので、目立つように我が工房のロゴマーク「図画工作」の「カッティングシート」を貼ってみました。
[word_balloon id=”5″ position=”L” size=”S” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”false” avatar_hide=”false” sound=”undefined” box_center=”false”]今日は車のカッティングシートの製作とボディへの貼り方のコツなどをまとめてみましたので参考にしてください。[/word_balloon]
必要な機械と道具
[word_balloon id=”5″ position=”L” size=”S” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”false” avatar_hide=”false” sound=”undefined” box_center=”false”]霧吹きを使用しない乾式のカッティングシート貼りに必要な道具です。[/word_balloon]
(広い面積の場合霧吹きをした方が気泡が入りません。今回は細かい文字なので、乾式にします。)
- カッティングシート各色(今回は野外用の白)
- カッティングプロッターマシン
- パソコン:イラストレーター、フォトショップ(なくてもOK)、カッティングプロッターのソフト
- サブシート:糊の弱いシートでカッティングシートを一旦透明なシートに転写します。
- スキージー:サブシートに転写したり、ボディーに貼り付ける時に使います。
- カッター:カス取りに使用します。
- マスキングテープ:位置を決定する時の仮止めに使います。
カッティングシートは動く広告塔
我が工房のロゴマークである「デザイン工房 図画工作」というロゴをカッティングして、車に貼ります。
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adobe社のイラストレーターで私の会社のロゴデータを開き、エンジ色に合う色を決めます。 普段は白地に緑の枠と図画工作がオレンジなのですが、今回は車の下地がエンジなので、シンプルに白に決定しました。
[word_balloon id=”5″ position=”R” size=”S” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”false” avatar_hide=”false” sound=”undefined” box_center=”false”]まだ貼られていない車の写真にシュミレーションしてみます。 ベジェ曲線で作られたアウトラインデータをコピーします。[/word_balloon]
フォトショップ上でシュミレーション
ハスラー前面(まだ、シュミレーションです) :イラストレーターで選択&コピーしたロゴのアウトラインデーターをadobe社のフォトショップにペースト(貼り付け)します。拡大縮小して、回転して合わせます。
ハスラー後面(まだ、シュミレーション中です):同じくコピーして貼り付けます。下絵の写真とペーストしたロゴはレイヤーで分けると、位置や色で迷った時など、いくつか候補を作ってシュミレーションできます。
後方も場所と大きさを決定します。
カッティングマシンでシートをカット
白のシートをセットして、カッティングマシンに切らせます。 MIMAKIのCG-60EXというカッティングマシンです。かれこれ15年程使用していますが、故障知らずのスグレモノです。600mm幅まで製作できます。
大きいシートの場合は分割してつなぎ合わせることができます。
いらない部分のカス取りをします。カッターナイフで慎重に行います。
透明のサブシートに貼り直します。一旦裏の離型紙をはがして、(面倒ですが一緒に離型紙がくっついてくる場合があるので、縁を切ります。)もう一度別の離型紙を裏に貼ります。上部にあるのがスキージーになります。
この時、右側10cmくらいのところで離型紙を2つに分離します。(ここから貼り始めるために。) これでシール本体は出来上がりです。
カッティングシートの貼り方
カッティングシートの貼り方はスマホのフィルムと同じ原理です。車のボディーをきれいにホコリ等取って、きれいにしておきます。ワックスがかかっていたら、洗剤で落とします。
マスキングテープで仮止め、高さ(水平)を調節して位置を決定します。
決定したら、まず右端の離型紙を剥がし、スキージーで右から上下に空気を抜くように一気に貼るのがコツになります。
右端が固定されたら、離型紙を裏から左に剥がしながら、右手に持ったスキジーをスライドさせ定着させていきます。
最後に透明のサブシートをゆっくりはがします。(細かい部品など引張ってしまうので慎重に!)
カッティングシートを貼り終えました。
こちらは前のシートの施工途中。
このようにほぼ施工前のシュミレーションと変わらない出来栄えでカッティングシートを貼ることができました。
おわりに
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霧吹き(洗剤を数滴入れる)で行うウェット式もありますが、小さい文字などサブシートをはがすまでに時間がかかったり、文字が引っ張られたりしますので、用途に合わせて方式を選んでください。(気泡は入らないですけど。)
もう一つ重要なのが、車には曲面がありますので曲面に応じて貼る方向を考えて貼ってみてください。(今回は右からでしたが、下からスキジーをこすっていくとか場所に応じて貼り方を変えます。)
今まで乗っていたミラジーノも随分宣伝をしてくれました。ロゴのおかげでいいか悪るいかは別として、どこいにても妻の車とわかります。今回、ハスラーの魅力を損なわないように、色数を抑えて白一色にしましたがいかがでしょうか?
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仕事が入ってくるといいのですが。遊び心を揺さぶるハスラー、アウトドアにも大いに活用していきたいですね。
※カッティングシートについての質問・ご注文がありましたらお気軽にどうぞ!
デザイン工房「図画工作」
zukou114@amber.plala.or.jp