ふるさと納税とは税金の一部を自分が選んだ市町村に納める(返す)、言わば地方を応援することができる制度ですね。

地方で手塩をかけて育てたお子さんが、都会に流出、所得税・住民税など税金を納める先は都会になり、益々地域格差が広がってきます。この格差をなくすためにふるさと納税が生まれました。

今日1/31の新聞にふるさと納税番付が出ていましたが、やはり断トツで地震の復興支援で熊本県、熊本市が一番でしたね。

現地の復興はまだまだと聞いています。一刻も早い日常に戻ることを切に願います。

今日はこの「ふるさと納税」を利用することで、今震災で大変な熊本・大分への支援ができないか調べてみました。まだ、利用していない方は是非この機会に「ふるさと納税」の仕組みを理解して活用してみてください。

今、被災地の方々のためにできることは、経済を回すこと、税金でなくなるお金の上手な活用法がありました。

ふるさと納税とは

寄付を通じて地域の人を応援、お礼品を通じてあらたな地域の魅力を知る。
寄付金を有効活用した地域づくりに貢献でき、地域の生産者も喜び、寄付した人もお得になる、みんなが幸せになれる制度がふるさと納税です。

ふるさと納税の上限は?

収入により異なりますが、例えば年収500万円の方(奥さんは専業主婦)の場合ですと、
48,000円(自己負担2,000円で済む)までの寄付ができます。(46,000円の税金からの控除となります。)
6万円寄付すると、46,000円の控除ですから、自己負担が14,000円となるわけです。
損をしない上限ですから、もちろん控除以上の寄付をしたい方はこの限りではありません。

ふるさと納税するならどこ?

まずは、自分の出身地や身内親戚など、ゆかりがある市町村を思い浮かべるでしょう。また、ランキングなどを見て人気が高い特産物を選ぶのも楽しみの一つになっています。

一方、返戻を取らない寄付方式を選ぶ人も増えてきました。4月に起こった熊本大分地震に対する寄付金額はなんと3億円に上るとか。

直接被害にあった市町村に寄付することもできますが、震災1ヶ月のこの状況では、まだ役所の機能が完全に戻っておらず、パソコンなど事務処理の作業が追いつかないのが現状みたいです。(5月現在)

ふるさと納税が注目される理由

その1:地方自治体への寄付をして地域を応援することえでお礼品が貰える。
その2:自己負担 実質2,000円 確定申告で税金が控除される。
その3:好きな地域を自由に選べる。
その4:寄付の用途(使い道)を選べる。
その5:複数地域に寄付できる。

ふるさと納税のメリット

  • 少子高齢化、限界集落など、存続可能都市も危ぶまれる地方にとってはかなりの収入源になり、地方に元気が戻ってきます。
       
  • 地域に埋もれた資源の再発見や特産品開発競争、サービスの向上など地方活性化に寄与していると言えるでしょう。   
  • 地方の良さや興味が沸くと、交流が生まれます。
       

ふるさと納税のデメリット

  • 大都市の収入は減りますが、地方あっての日本です。地方の応援団として、都会の方々是非消費してください。
       
  • 役場の事務処理が増えるくらいでしょうか。(下記に代理ポータルもできています。)
       

ふるさと納税 押さえたいポイント

  • 専業主婦は夫名義で受付、又はクレジットカードで行うこと。
       
  • 自治体により年度締めのところがあります。1回きりのところは注意。
       
  • ワンストップ特例制度といい確定申告が不要になります。(自営業、年収2000万円の会社員、6ヶ所以上のふるさと納税利用した方はNG)
       

ふるさと納税 変わり種編

特殊な例だと思いますが、思い切った企画を一つ紹介します。(私の住む地域の隣の町)

宮崎県「三股町」の驚きの特産品「和牛オリンピック」で2連覇中の宮崎牛「まるまる1頭分」がふるさと納税で手に入るのです。

重さにして「360kg」とか。牛1頭分の牛肉の量は「ステーキ150枚」に「焼肉500皿」で合計650人前という、お店が開けるほどの量。「300万円以上」寄付した人に、牛1頭分がプレゼントされるのです。

おわりに

もうすぐ梅雨の時期がやってきますが、被災された方々は未だテント生活、車中泊、避難所生活で大変ご不便だと思います。ゴールデンウィークにも大勢のボランティアの方々が駆けつけたとニュースでありました。

必要物資も足りてきました。今私たちに出来ることは、やはりこれからの生活の基盤となる資金援助ではないかと思います。義援金・ふるさと納税を通して、被災されたすべての方の手元に届くことを切に願います。

今朝のNHK「あさイチ」では千葉県市川市をはじめとする自治体が熊本・大分の「ふるさと納税」の窓口となり、その事務手続きの肩代わり(代理)をしているとのことです。

返礼品などはないものが多いのですが、全国から集まった「ふるさと納税額」はなんと3億円にも上っています。全国各地の自治体で自主的に行われていて、更に増えそうな仕組みに皆さんご納得されていました。

ふるさとチョイス」かWEBでふるさと納税!さとふる
をご覧下さい。

手順が簡単です!
手順1 お礼品を選ぶ
手順2 寄付を申込む
手順3 お礼品を受け取る
手順4 確定申告をする

4ステップで「ふるさと納税」が完了します。最後の確定申告をお忘れにならないように!

総務省 ふるさと納税