クライミングウォールをコンパネで自作してみた!作り方in自宅の倉庫

山岳部の息子と一緒に自宅の倉庫の壁を利用して、クライミングウォールを自作しました。

手作りのクライミングウォールが完成するまでの作り方をまとめてみました。

s-ボルダリング
最近共通の会話が乏しくなる中で、クライミングウォールを自作する上で、協力し、完成させる工程を記録していこうと思います。

準備するもの

材料 木材:
・垂木40mm×70mm×4m    
・角材45mm×45mm×4mを5~8本    
・コンパネ:4枚 できればカラーコンパネが強くて手入れが楽でしょう。    
・爪付きナット100個 締めつけボルト:径が10mmで長さが50mm、60mm100mmの3種類。ステンが錆びなくてよい。    
・各種木工用ビス:3種類くらい ホールド大小20個くらい 針金:12番線くらい、鉄骨と根太を結びます。

道具:    
・丸ノコ、なければのこぎり    
・木工用ドリルと刃10mm    
・メジャー    
・墨つぼ:なければマジックで寸法を書き込みます    
・ハンマー:爪付きナットを打ち込みます。    
・インパクトドライバー
・脚立

今回製作にあたり、youtube動画を参考にさせていただきました。ウォール作りもさることながら、ボルダリングの腕前も素晴らしいですね。 ボルダリング用プライベートウォール自作!

ナットの取り付け

週末の度の自作のクライミングウォール作り、今日が3日目です。今日の作業は仮止めしていた、ボードを外して、後ろから爪付きナットを打ち込む作業です。

s-IMG_2741

1、チョークの墨つぼで格子状にスミを打ちます。

2、寸法は適当で、大体23cm間隔でコンパネ一枚に4×8=32個穴を開けます。10mmの木工ドリルで穴を開けていきます。

3、ドリルは振動ドリルも使えるプロ用ですが、こんなに大きいのはいりません。もちろん振動でなく、通常の回転で使用。

ポイントはバリ取り。バリが後ろに出ているのでカッターで除去。 バリが付いたままだと、ナットが入っていかないので、しっかり除去します。

今回粗めの集成材のボードを使ったので、バリが大きかったです。 黄色のウレタン塗装済みのコンパネだったらきれいに収まり、長持ちもするのかも。

自然の風合いを選ぶか、強度を選ぶかの差ですね。

今年は雨が多かったせいでしょうか、集成材は梅雨の時期に黒いカビが生えてしまいました。 少し高くても黄色い化粧コンパネが頑丈でいいと思います。

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4、爪付きナットをハンマーで打ち込みます。けっこう音がうるさいんですが、田舎なので全然気にせずに作業ができます。

都会で製作される場合、下に毛布などのクッションを敷いてハンマーで叩くけば、音が響かないかと思います。

ボルダリング 製作

根太の固定

2段目から角度を出すための根太を慎重に固定しています。

s-IMG_2745

算木を中間に入れて壁側の根太としっかりと固定します。
 現在コンパネが2枚(1820mm)ですが、全部でコンパネ4枚分のウォールになります。
高さは4×910mmで3640mmです。 あまり高いと危険なのと、倉庫の天井にぶつかるので、踊り場に誘導して横に延長する計画です。

クライミングウォール3段目 

3段目のボードは強度的にも頑丈なコンクリパネル(通称カラーコンパネ)にしました。

黄色い色がちよっとケバいのですが、安全には変えられません。 息子も道具の使い方に慣れてきました。ただ、サンダルでの作業はNGです。

 軽装での作業は思わぬ事故につながるので、この後、履き替えさせました。こうしたちょっとした気の緩みが事故を引き起こします。

クライミングウォール ホールドの取り付け

ボルダリング ウォール  

ホールドとボルトの長さが合わない

大きいホールドは良かったのですが、ボルトの長さがほとんどが長すぎて、ボルトが余ってしまい、ホールドを固定できないことが発覚しました。

ボルト(10mmのステンレスがなく、黒のスチール製)は15本(1本80円×15=1200円くらい)しか買っていなかったので、とりあえずコンパネを間に挟んでかさ上げして、とりあえず固定しました。

しかし全体重を乗っけるには怖くて、無理があるようです。ボルトが曲がりそうなので、今日の作業はここまでで、後日ボルトを購入してから出直しです。

ホールドの大きさとボルトの長さに注意

ホールドの大きさにより、穴の奥行に違いがあるので、50mm、60mmなど数週類の長さのボルトを追加することになりました。

ネジ式で取り付けるメトリクスの小さいホールドも間に付けてみました。 ようやくボルダリングのウォールの雰囲気になってまいりました。

コンパネを更に2枚購入しましたので、次回は結構な高さになると思います。そろそろマットの準備をしないと危険な高さになりました。 

s-ボルダリング s-ウォールマット 三段目が完成。
とりあえず、古畳にウレタンボードを敷き、古い布団を重ねて簡易マットも出来上がりました。

s-ウォール3弾目2 早速息子が初登り、シューズも履いていませんが、、、。あと一段でとりあえずの完成となります。

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