クラシックギターの弦の交換方法は動画で学ぶ!

クラシックギターの弦についてお話します。私の師匠は私のギターを見て、「弦はいつ張り替えました?」と聞いてきます。「2年前くらいでしょうか?」と答えると、師匠曰く数ヶ月ごとに全部替えたほうがいいとのご指摘。

特に金属弦が、フレット(横に並んでいる金属の仕切り棒)のところで摩擦し、傷が目立っようになったり、金属が腐食することで、音が悪くなってしまうからだそうです。
クラシックギター

私には微妙な音の違いはあまり分かりませんが、傷が目立つ前に張り換えようと考えるようになりました。今日はクラシックギターの弦の交換の方法と、分かりやすい動画などを紹介したいと思います。

弦の張り換えの時期の目安

  • 1本でも切れたとき(もったいないけど6本全部替える)は交換する  
  • 数ヶ月に1度(腐食して音が濁るので)   
  • 弦がフレットで擦れて切れそうな時(練習量が多い人)    

必要な道具

ギター弦2

  • ニッパー   
  • 掃除用のウエス(固く絞ったタオル)   
  • 新品の弦   
  • シリコンスプレー(張り終えた金属弦にコーティング)   
  • 乾いたウエス   

クラシックギター弦の交換のコツ

丁寧でわかりやすいプロの動画を再生しながら張り替えていきます。
クラシックギターの弦の張り方は教本の写真と文章よりも、動画で弦の方向など学ぶのが一番です。

弦が切れたり、定期的な交換する際は下の動画を参考になさってください。実際に弦を張り替えながら、再生とポーズを繰り返していけば、初心者でも簡単に弦の張り替えることができるようになります。


ポイントタグがついている方が弦が硬いので、ブリッジ側に止めていきます。
(タグが付いていない方は柔らかいので、ヘッド側になります。)
1弦(ナイロン弦)は細いので、ブリッジに2回穴に通して止めます
いずれの弦も弦の終わりの止めをブリッジの角より下側で行うこと。上側で止めると抜けてしまいます。

1、ヘッド側の古い弦を外す 。
2、ブリッジ側の弦をやさしく外す。
3、固く絞った濡れタオルで全体を清掃する。
ギター掃除
4、低音弦には緩い方と硬い方(タグが付いている)があります。硬い方をブリッジ側に(緩い方はヘッド側に)
5、ナイロン弦は2回穴に通して輪の中に3回くぐらせ、端をブリッジの下で止める。
6、6弦を糸巻きに通して、外側(ギターの)から3回くぐらせ、弦を張りながら糸巻きを巻いていきます。
7、1弦も外側(ギターの)に巻いていきます。
ギター弦張替え
8、ほかの弦も同じように張っていきます。
9、チューニングのチェックをします。
チューニング
張りたてはすぐ緩みますので、何度もチューニングし直します。
10、ヘッド、ブリッジの余分な弦をニッパーで切ります。ニッパーでせっかく張った弦を切らないように。(私は隣の弦をわずかにニッパーではさんで傷つけてしまい、結局張り直しました。)
11、お疲れ様、ギター弦の張り方終了です。 

ギターにやさしい管理法1「弦の交換」【月刊「現代ギター」2012年4月号】

おわりに

弦終了

弦を張り替えたばかりの頃はチューニングが安定しません。練習の前には必ず毎回チューニングをしてください。

いかがでしたか?弦の張替えは1回で覚えるものではありません。定期的にこの動画を見ながら、会得していきましょう。
失敗はつきものです。失敗を恐れずに人任せにせずに必ず自分で行いましょう。

最後にもったい話なのですが、弦は必ず全部まとめて交換すること。1本が切れたら全て同時に交換するのが鉄則のようです。これはギター弦が6本セットになっているからだと思います。
経費が気になる方は、リサイクルセンターか2箱お徳用もネット販売しています。ちなみに私の弦のオススメは DAddarioのPro.Arteです。通販でも買うことができます。
弦の張り替えをケチらずに定期的に交換して、クリヤーな音でギターの音色を奏でていきましょう!!

ギター弦

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