めっちゃ巨大なモザイク タイルアートの作り方
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DIYでもざいくタイルが今ブームになっていますね。インテリアやアウトテリアにモザイクタイルを使用することで、生活がぐっと華やぎますよね。

私も学生時代からスペインの巨匠アントニオ・ガウディに憧れ、いつかはモザイクタイルでアートを製作してみようと思っていたところ、奇跡的に仕事の依頼がありました。

十数年前に作った宮崎県は西都市のモザイクタイル アート「森の番人」になります。モザイクタイル3作目にして高さ4.5m横6mの大作になりました。

平面のもざいくタイルの壁画で飽き足らない方、お庭やオブジェなどコンクリートなど、モザイクタイルで一味違う「モザイクアート」を作ってみたい方はどうぞ参考になさってください。

モザイク、タイルアート製作工程の動画

モザイクタイルアートの作り方 how to make Owl tile art

モザイク タイルアートの作り方(製作工程)

用意するもの

材料
下絵・模型(発泡ウレタンホーム)
鉄筋9mm、12mmの2種類
鉄骨:H鋼が大小
ラス網で型枠を兼ねます。
コンクリート
モザイクタイル:玉川窯業のクラッシュタイル
タイルセメント・目地セメント

道具
鉄筋曲げ(ハンドル式)
溶接機
足場
左官道具
ハンマー
タイルグラインダー
木材
針金12番線

1、下絵を描く

s-モザイクタイル
全ての仕事の始まりはこの下絵から。まさか実際に作ることになるとは思いませんでした。

2、模型を作る

なくてもいいのですが、あると実際の大きさが割り出されるし、図面と合わせて材料や寸法の計算ができます。
s-モザイクタイル1
発泡ウレタンホームを削り1/10の模型を作ります。前後左右の写真を取り、要所の寸法を測り記録します。

3、設計図を描く

s-モザイクタイル2
模型を切断して、鉄筋の断面を作ります。全てイラストレーターできれいにトレースし、実際はこれをベニアなどに10倍に引き伸ばします。ベニアに描いた線に鉄筋をあて、鉄筋曲げのハンドルで合わせながら曲げていきます。

4、型枠づくり

s-モザイクタイル3
普通型枠というとコンパネになりますが、直線部分がほとんどないので、ラス網という補強が入った網を型枠にします。自由な曲線が作れます。写真はふくろうのくちばしの部分。

5、溶接

s-モザイクタイル4
縦の鉄筋同士を横の鉄筋を曲げながら溶接します。溶接の光を見ないようにしなければならず、高い箇所では怖い思いをしました。
鉄筋の溶接が終わったら、全面にラス編みを結束線で張り巡らします。途中木材で補強をしてコンクリートがはしらないように頑丈な型枠にします。

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6、コンクリート打設

s-モザイクタイル7
2回に分けてコンクリートを型枠に流し込みました。溢れるくらいにバイブレーターをかけます。高所は高所用の生コン打設が出来る車を頼みました。金額にして7万円だったように記憶しています。

7、タイル下地づくり

s-モザイクタイル5
養生を取り、タイル下地を作ります。

8、モザイクタイル材料

s-モザイクタイル8
美濃の磁器のクラッシュタイルです。淡い色合いが多いのが特徴。全体がどうしても薄くなります。

9、モザイクタイル貼り・目地材埋め

s-モザイクタイル9
タイルセメントを塗りながら、クラッシュタイルをシート貼り、もしくは1枚1枚貼っていきます。ハンマーの柄で1個1個叩きながら躯体に定着させます。

タイルの固定後、目地材を埋め込んでいきます。目地が空洞にならないようにゴムベラで押さえていきます。表面が乾かないうちにスポンジで拭き取ります。タイルの表面に目地材が残らないように、何度も綺麗な水ですすいでは拭き取りを繰り返します。

10、裏面の階段づくり

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コンパネに刻みを入れ、少しずつ曲げて円階段の型枠を作ってもらいました。図面なしで、大工さんの計算だけで綺麗な階段ができました。感謝です。

11、裏面珪藻土仕上げ

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裏面は趣を変えて、珪藻土仕上げにしました。ステンレスの手すりを付けました。この窓から眼下が見下ろせます。

12、完成

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今は二人共高校生になりましたが、子供たちの小さかったころのスナップです。

裏面になります。
s-モザイクタイル12

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おわりに

今回のモザイク タイルアートは重さにして数百トンにもなりますので、現地で作るしかありません。

工期が短く、冬の凍結するような過酷な仕事でしたが、協力してくれました、大工さん、溶接屋さん、左官屋さん、タイル屋さん達のおかげで、なんとか完成することができました。

肝心な仕事的な利益は、溶接機を買ったりしたので、さほど儲かりもしませんでしたが、なんとか日当分は出たのかなと思います。

応援してくださったスタッフの方々のおかげと、まだ体力もあった頃なので、なんとか工期に間に合わせることがきました。この仕事のおかげでもの創りの醍醐味を教わったように思います。

未だに西都の茶臼原の山中にひっそりと佇んいますので、もしも近くを通りかかった方は後ろの窓から覗いてみてください。藤うなぎのすぐそば、西都クリーンセンター入口になります。

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