地域の課題

認知症の徘徊・行方不明者の予防対策

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先ごろのニュースで認知症高齢者を抱える家族の一瞬のすきをついて、夜間に徘徊、電車事故を起こした裁判の判決が出ていました。判決は無罪でしたが、今後賠償が問われるケースが多くなりそうです。

私の町でも先日、消防団と警察で小雨の中、認知症の高齢者の方の捜索を行いました。消防団では火事の消火活動の他にも、登山時の行方不明の捜索や今回のような認知症の夜間徘徊による行方不明者の捜索を行ないます。

今回は90歳ちかい女性のおばあちゃんで、足腰がしっかりしているので、行動範囲が広い方でした。今日は年々増えていく認知症の徘徊による行方不明の予防対策を考えてみました。

何故徘徊するのか?

そもそも何故深夜に徘徊をしたのでしょうか?家を出たのは深夜10時すぎあたり、寝静まったと思いきや、「日頃から生まれ故郷の隣町に帰りたい。」と漏らしていたそうで、おそらく急に故郷を思い出して家を抜け出したのではないかと思います。

その後代行運転手が見かけたと目撃情報が寄せられていたので、自宅とこの目撃地点を中心にしらみつぶしに捜索しました。探し始めて2日目の昼前に、行方不明者発見の一報が入りました。残念ながら深夜に川に誤って落ちたとみえ、溺死されていました。

認知症と酩酊

お酒を飲みすぎた時にどこを歩いているのかわからなくなるという経験はありませんか?認知症の場合おそらく脳の状態は酩酊時に似ているのではないかと思います。

時々我に返ったり、記憶が途切れ途切れになるのも、認知症の方の思考回路に近いような気がします。

認知症と酩酊時、どちらも意思と行動が伴わない状態になるので、徘徊途中で帰る道と帰る目的がわからなくなるのではないでしょうか?

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徘徊・行方不明者の予防対策

認知症患者を持つ家族は、日々の介護に疲れ果てます。片時も目を離さないということは不可能ですし、今度は家族の方が別の病気にかかってしまいます。

認知症は誰もがかかる病気であることをまず地域住民が認識することが重要だと思います。
と同時に予防対策機器の充実を図ることも必要となってくると思います。

予防対策1.SOSを発信する

自分の家、家族だけで解決しようと思わずに、世間に隠さず支援の輪を広めてみるのはいかがでしょうか?役場、包括支援センター、町内会、区長さん、民生員などに相談することにより、地域全体で見守る体制を作っていくのが望ましいと思います。

ちなみに先日女子中学生監禁で捕まった男は内鍵を自分で取り付けていました。なんとホームセンターに売っていて、簡単に取り付けられるようですね。かと言って犯罪者ではないのですから、内鍵をして外に出られないようにすることは、監禁しているみたいで忍びないことです。

予防対策2.GPSで位置把握

消防団でいつも考えるのはGPSで位置把握する方法です。スパイ映画ではありませんが、帽子や靴などいつも身につけるものに、バッジのようなGPS機器があれば、瞬時に場所を把握することができるのにといつも考えます。
携帯、スマホにもGPS機能、Docomoでしたら「オートGPS」という機能があり、あらかじめ設定しておくだけで、持ち主の位置情報を知ることができるそうです。

  • お申込み不要、月額使用料無料だから気軽に使える。   
  • 検索に成功したときだけ課金される。   
  • iPhoneでも、GPS非対応機種でも検索できる 。   

などの利点がありますが、携帯を身につけていないと意味をなしません。

予防対策3.腕時計型のウエアラブル端末

携帯電話より、確実なのが腕時計ではないでしょうか?最近ではミッキーマウスなどの可愛いらしいデザインもあり、プレゼントとして高齢者に贈って、身につけてもらう方法もあります。

また、米アップル社の腕時計型のウエアラブル端末「アップルウォッチ」などはGPS機能がついていて、歩行距離や心拍数を計測することができるみたいです。

いずれにしても高齢者にわかりやすく、強制的なものではなく、親しみやすく使い勝手がいいものを選びましょう。プレゼントとしてカタログなどで一緒に選ぶのもいいですね。

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おわりに

今回徘徊時にせっかくの目撃情報があったにも関わらず、無事に救助できなかったことは、残念でなりません。仕事中とはいえ、しばしその時に警察に通報、あるいは声かけをしていたら事故は回避できたかも知れません。

個人情報が何よりも優先され、認知症高齢者の把握が難しいこともありますが、少なくとも我々消防団、関係者は地域で見守り活動をしていく必要があると思います。

一番の対策は地域住民の認識と声かけがあるだけで、認知症患者を持つ家族の方の心の負担も軽減されるのではないかと思います。

更に行政と連携とメーカーによる捜索機器類の進歩も望まれるところです。

人生の先輩が終焉を迎える最期の時期に人権を損なうことなく、いかに尊厳を守ることができかを地域みんなで考えていかないといけない時期にきているようです。

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