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少子化とともに消防団員の減少、担い手不足が私の市でも問題となっています。消防団に入っていても職場が離れていたりと有事の場合に必要な人数がそろわない地域もあり、消防団OBなどから支援団員の募集なども行っています。

一方、消防団員のマイナスのイメージとして、家庭をかえりみずに、大人の部活動のような操法の練習にいそしみ、夜は酒を飲んで遅くに帰るの繰り返しというパターンも見受けられます。

でもそれは一年を通して一時のことで、年中しているわけではありません。しかも訓練を極めることにより、より部の結束を高めていく一つのまとめ方でもあるわけです。

今日は市民の命を預かる消防団とはどんなことをしているのか、日頃の役割と活動についてまとめてみました。

消防団とは

消防団にはいろんな役割りがありますが、一番は有事の時に市民の財産と生命を守ることになります。

そのために行うこととして、日頃の消防器具・車両の点検はもちろん消火・救助活動がスムーズにできるようにポンプ操作方法等の訓練がもっとも重要になります。

「火事は消防署だけで十分ではないのか?」という疑問を持つ方がいらっしゃると思いますが、消防団活動は住宅火災ばかりではありません。

広範囲の山火事や、登山時や認知症など行方不明者の捜索、災害時の要介護者の救助、水難事故・自然災害時の救助などさまざまな活動に備える必要があります。

消防署だけでは火事の延焼は防げません。消防署の消防ポンプ車に給水したり、また消火栓のない場合など自然水利からの水の確保なども消防団ならではの作業が必要となってきます。混雑した現場では交通誘導なども行います。

実際さまざまな自然災害時にも消防団員が関わっています。雲仙普賢岳の大火砕流、東日本大震災の時も住民に避難勧告を呼びかけた多くの消防団員が殉職されました。

災害時には消防、警察、自衛隊、行政、地域住民、医師、看護婦とボランティアなどの連携が必要になります。もちろん消防団員もその中に含まれています。

有事の際に素早い行動ができるように、春先より夏の操法大会(夏期点検)を目指して日々練習を重ね、体力を養い、団員の連携を深めていきます。

操法大会

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消防団の主な行事

正月から消防出初式、入退団式、合同規律訓練、移動消防学校、夏期特別点検(操法大会)、支部操法大会、県大会、21会(図上訓練)、防火パレード、三役会、幹部部長会、その他祭りの時のパレード、成人式、各地域での防火活動などがあります。

日頃の器具の点検

いつ起こるかわからない風水害や火事に備えて日頃より器具の整備、点検をしておかなければなりません。ポンプや車両などの機械、器具類の点検はもとより、ホースの老朽化のチェック、筒先など真鍮や金属が多いので研磨剤で磨いたり、見栄えも重要です。接合部・パッキンなどの清掃など、常に使用可能な状態にしておく必要があります。自動車・ポンプ、携行缶などの燃料は常に満タンにしておかなければなりません。

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また、消防詰所は男所帯なので、油断をすると後片付けなどの整理がだらしない状況になりかねません。有事の時に慌てないために、そして年に一回の器具点検の監査のためにも日々整理整頓を心がけていきたいものです。

地域の見守り・捜索

最近少なくなったのですが、「かまど検査」と言って地域の各家庭に出向き、火の元に異常がないか、消化器・警報器の確認などを行い、火災予防の注意喚起を行っていました。同時にどこに要介護の方がでれだけいるかなどの情報も把握できる機会となるのですが、団員不足からこの検査が年々減少しつつあります。

もう一つの火災予防の注意喚起として消防車による夜警を行います。年末、火災多発時期など、定期、不定期に召集があります。

また、行方不明者、認知症の方の捜索など、仕事を休んで行う場合が多くなってきてるようです。

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おわりに

毎年ゴールデンウィーク明けあたりから、操法大会(整列やホース投げ、火点倒しのタイムと節度を競う全国大会)の練習が始まります。 約2か月間、大人の部活となり、家族にとっては父親と疎遠な日々となります。消防着の洗濯や遅くの帰宅などなにかと迷惑をかけますが、家族の協力があってこそできる消防団活動です。

地域は自分たちで守るという熱い使命感で動く消防団の姿を子供たちに見せ、郷土愛を育む一環にもなりますので、どうぞ暖かく見守って応援して頂ければと思います。くれぐれも飲みすぎと飲酒運転にはご注意を!

私の場合、更にラッパ隊に所属していますので、操法の練習はもちろん、月に2回のラッパ練習にも励んでいます。来年、初めての県大会も近づいていますので、個々に自主練習も重ねていかないと間に合いません。しっかり頑張っていきましょう。

最後に火災発生の時期となってまいりました。寝る前、出かける前に今一度火の元の確認・火の用心をお願いします。