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九州の○○山(個人情報にかかりますので)登山中、行方不明になった男性の捜索依頼がメールにより届き、早朝からの搜索にでることになりました。昨日も消防、消防団、警察と防災ヘリコプターにより捜索を行ったにも関わらず見つけることができなかった模様で、今日が三日目になります。

午前4時に起床、消防団の幹部打ち合わせに6時前に集合しました。快晴の天気でしたが、車を降りると山の寒さに後悔。上着を一枚着てこなかったことを悔やみました。行方不明者の捜索に出動して、生存発見までの消防団日記を綴ります。

点呼の後、それぞれの部署に別れ今日こそ見つけるという覚悟でローラー作戦を展開するために更に登山口まで車で搬送してもらいました。デコボコの山道が数キロ続き、ようやく到着しました。

各班に別れ登り始めた矢先、無線が入り、遭難者発見の知らせが届いたのです。歓声が沸き、つぎは無事かどうかが気にかかり、無線に耳を傾けます。

数分後ヘリコプターが立ち去る音がして「生存」「撤収」の無線が聞こえてきました。3日目にしてようやく発見ということで、われわれ消防団の任務は終了しました。

生死を分けた要因とは

生存者の体力が温存しており、ヘリコプターの音に反応して手を振り続けたのが、発見の要因らしい。沢の水や備蓄の食料で飢えをしのぎ、落ち葉にくるんで2晩過ごしたと言います。歩き回り、体力を消耗したり、滑落して負傷していたら、ひよっとすると帰らぬ人となっていた可能性も十分にあったと思われます。

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おわりに

数年前、小学5年生の男子の遭難の時には残念ながら助けることができなかったので、今回の発見は殊更にうれしい。
夕方雨がふりだした。天気がズレていたら、低体温症などになりかねず、危ないところでした。我々消防団は火事の現場だけではなく、人探し、山岳捜索、認知症予防など市民の生命と財産を守る使命を負っています。

今回のように搜索前に発見されるケースは希で、ほとんどは数日仕事を休み、発見されるまで捜索を続けます。既に死亡していたこともありますが、無事救助された時は疲れも仕事の遅れも吹き飛んでしまいます。特に登山は低くても道に迷うので、慣れていても一人では行動しないようにしていただきたいと思います。

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