残業
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某広告代理店の一人の女性の死によって社会にようやく明るみになった「過労死問題」。

報道番組でも取り上げられた「配達放棄」の動画でも見られるように、即日配達や留守による再配達など、宅配業界一つとってもブラックな労働条件下にいます。

政府はこれらの問題に対して「働き方改革」なる方策を講じておりますが、多くの職場においては今もなお「長時間労働」「勤務外残業」に悲鳴をあげているのが現状のようです。

残業

企業の動きとして「プレミアム フライデー」「残業禁止デー」などを導入し、改革を謳い始めましたが、実際の仕事量は変わらないことから、タイムカードを切ってからの「サービス残業」であったり、「早朝出勤」「残業代のカット」などといったいわゆる「しわ寄せとなっている現状」がほとんどではないでしょうか。

今日はこの国が抱える企業と労働者との関係、そして肝心な家族・家庭の関わり方など「働き方改革の問題点と解決策」について考えてみたいと思います。




働き方改革とは

厚生労働省では「過労死問題」「長時間労働」などの社会的問題に対して「働き方改革」なるものをを打ち出し、次のような目標を掲げています。

「働き方改革」は、一億総活躍社会の実現に向けた最大のチャレンジであり、日本の企業や暮らし方の文化を変えるものです。
女性も男性も、高齢者も若者も、障害や難病のある方も、一人ひとりのニーズにあった、納得のいく働き方を実現するため、「働き方改革」の実現に向けて取組を進めていきます。

安倍首相も「第10回働き方改革実現会議」で次のように発言しています。

「働き方改革実行計画の決定は、日本の働き方を変える改革にとって、歴史的な一歩である。」

労働基準法70年の歴史的大改革と謳っていますが、果たして働く人の視点に立った働き方改革の実行に至っているのでしょうか?

過酷な勤務体制に悲鳴

「夫の働き方」に悩んでいるある主婦の場合、あまりに過酷な勤務体制と夫の健康を考えて、その勤務状況を小まめに日記(スケジュール表)に書いているそうです。

毎月140時間超え残業は当たり前、夫は家に寝るだけのために帰ってくる感じの毎日。

夕食後もお客から電話があれば、スピード対応しなければいけないし、休日も依頼があれば無給で対応に応じる真面目さ。

結果月に2・3日の休みとなり、家族との団らんも制限されているようです。

しかもこのご主人は、血圧が180超え、体に原因不明の湿疹を患うなど体調の不振を訴え続けているらしいのです。

そんな夫の健康を一番にと、転職を探しているが、家のローン・学費・食費などの月々の支払いを満たす職場がなかなか見つからないのも現状だとか、、。

残業・長時間労働のデメリット

企業にとって社員を酷使することが長期的に見た場合、その企業拡大につながるのでしょうか?

  • 健康面の確保と仕事と家庭生活との両立を妨げている。   
  • 少子化の原因や女性のキャリア形成を阻む原因となっている。   
  • 男性の家庭参加を阻む原因となっている。   

デメリットを考えれば、その企業の将来が不安になるばかりではないでしょうか?

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残業を行わざるを得ない理由

企業が残業を慣例としている理由として次のことがあげられます。
1、人手(人材)が足りない
2、突発的な業務(会社の危機・お客の要望)に対応
3、最初から残業を見越した業務
4、能力不足・手際が悪い
5、先に帰りづらい雰囲気

長時間労働が当たり前の風潮・蔓延を変える改善策

今までの真面目な日本人特有の「仕事が美徳」の慣習を捨てないと次のような効果はいつまでたっても実現できません。

  • 罰則付き時間外労働の上限の規制
  • 長時間労働を是正すれば、労働と家庭生活のバランスが改善する   
  • 女性や高齢者も仕事に就きやすくなり、労働参加率の向上につながる  
  • 経営者は働きやすい環境を意識し、結果労働生産向上に結びつく   

誰かが「長時間労働が当たり前の風潮・蔓延の連鎖を断ち切る」英断を待ち望んでいるのです。

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おわりに

日本の雇用情勢はようやく好転に向かっているといいます。

政府が切り出した「働き方改革」が絵に描いた餅にならないように、長時間労働などの社会問題を解決することで、家庭や経済問題が一気に改善していく風潮になって欲しいものです。

「働き方の改革」をいち早く行っている企業・経営者が「労働生産性の改善」「賃金の上昇」を成し遂げ、これからの時代を生き残るさきがけとなれば、後に続く企業も増えていくでしょう。