
「猫にマタタビ」という言葉のとおり猫の大好物ということは以前から聞いていましたが、マタタビの効果を調べてみると人間にもその驚きの効き目があることを知りました。
今日はマタタビの驚きの効果をまとめてみましたので、参考になさってください
マタタビの植生
まずはその植生から
マタタビ(木天蓼「もくてんりょう」)は別名ナツウメとも呼ばれ、山地、溪谷、清水のきわなどに自生します。サルナシ科
マタタビの形
マタタビは落葉つる性木本で、つるは5mにも達し木を覆うように成長します。
開花前より梢の葉が半分ほど白色に変色します。それがかなり遠くから見られるので、その所在を知ることができます。
ところによっては、足の踏み場もないぐらいに群生し、からみ合うのを見ることがあります。
マタタビの花·果実
7月から9月、白色5弁のウメの花に似た花を葉腋ごとにつけ、下向きに咲きます。
開花後、緑色の果実になります。つぼみの時期や、開花前にマタタビアブラムシという昆虫が卵を産み付けると、原形をとどめないゴツゴツしたカボチャ型の果実(虫えい果)になります。
この果実を熱湯で処理して乾燥させたものを木天蓼(もくてんりょう)といい、漢方薬として使用されています。
マタタビの仲間
ミヤママタタビ、サルナシなどがあります。
マタタビの味
辛·温(果実、つる木)
緑から熟して黄色い実になると甘みが出て、そのままでも食べることができるようになります。
あの甘いキューイフルーツはマタタビの一種だとか。
マタタビの効用
- 白髪予防になります
果実の塩漬けを1日1個 朝食の前に食用します。白髪予防は、だいたい4・50歳ごろより始めるとよいとのことです。
- 冷え症:細かく刻んだつるを入れた湯ぶねにつかります
- ネコの病気:マタタビは昔から使われ、果実、つるのいずれもネコは好んで食べます。 与え過ぎには注意が必要です。
- 腰痛=”疝気(せんき)(果実10g)、痛風(果実10g)、リュウマチ(果実10g、またはつる木10g)
猫とマタタビの動画
ここの猫ちゃん達はおとなしいですが、マタタビをやりすぎると攻撃的になる場合もあるということです。
中毒性もあるかもしれないので、くれぐれもご用心ください!
マタタビで健康維持の実例
1、果実の塩漬けを一日2・3個を食べると70歳を過ぎても白髪にならず、しかもすこぶる元気でいるという体験者の話を聞いています。
2、市販のマタタビは、虫蘡(ちゅうえい)となったマタタビの果実を蒸し、日光干ししたものですが、知人の漢方研究家は、この虫蘡の果実を焼酒漬けにし、一日盃に一杯を限度に飲用するのがなお効果的ということです。
おわりに
今日は猫がこよなく愛するマタタビの植生とその効能についてまとめました。猫だけに好かれるばかりと思っていましたが、冷え性や腰痛、リュウマチの他、アンチエイジングにも作用があることがわかりました。
管理人の住んでいるところは山奥ですので、野山を散策した際にマタタビを探がしてみようと思います。