新生活がスタートして数ヶ月、ようやく生活に慣れてきた頃ではないでしょうか。

そんな中、特に新社会人や学生を中心にクレジットカードリボルビング払い(以下 リボ払い)のトラブルが急増しているといいます。

カード作る時に支払い方法よりも、特典とか、ポイントや特典に注意が向いてしまい、結果支払い項目の選択を間違い、「リボ払い」に契約、余分な利子を払うことになります。

今日は安心してクレジットカードが使えるように「リボ払い」についての知識を深め、トラブルにならない方法・回避策を学んで行きましょう。

リボ払いとは

リボ払いとは、カードの支払額が毎月の支払金額がほぼ一定となる支払い方法です。

リボ払いは欧米では一般的に利用されている支払方式ですが、その一方で、リボ払いがどのようなものかが難しくてよくわからないという声もあります。

リボ払いは一括で支払えない商品が購入できるメリットもありますが、年利15%前後の高額な利子がつき、返済額を見過ごしたり、新たな購入により、膨れ上がるケースがあります。

知らずに数年、数十年も支払った後に限度額の通知によりようやく気がつく人もいるらしいのです。

その利子の総額は数十万円にものぼる場合があるといいます。

また、自動リボ払いなど一括で払える能力があるのに、知らないうちに無駄な利子を支払っているケースが問題となっています。

今一度、カードを持っている方は契約書・請求書などで明細を確認し、支払い方法の確認をしておいたほうが良さそうです。

一番簡単なのはカード会社に電話して直接尋ねるか、楽天でしたら、「楽天e-NAVI」などでの確認作業をお勧めします。
残債を確認し、リボ払い解約や一括返済ができるかどうか確認しましょう。

月々のリボ払いの返済金額を変更したい場合は、例えば楽天e-NAVIではリボ払いの変更はできませんが、「リボ残高のまとめ払い」ができます。

リボ払いの誘導に惑わされない!

業者によっては、通常クレジットカードを作るときにその支払い方法を尋ねるのが鉄則のところを、巧みに最初からリボ契約に導いて、単なる書類説明だけで済ませているカード会社もあるとか。

法律的には問題がないらしいのですが、日本クレジット協会では、今後の対応として、
◎パンフレットの作成やホームページによるわかりやすい説明を加える。
◎大学の講義やイベントでの周知を図る。
◎クレジット各社に丁寧な説明を促す。
などを考えているということです。

例えば楽天カードの場合

  • 「一括払い」   
  • 「分割払い」   
  • 「リボ払い」   

の3種類の返済方法があります。

「一括払い」⇒「リボ払い」の変更はOKですが、不思議なことに「リボ払い」⇒「一括払い」はできないんです。

「一括払い」で購入した分を後から「リボ払い」に変更は楽天e-NAVIのリボ払いの変更メニューから行います。
ただし変更後、もとのお支払い方法へ戻すことはできないので注意してください。

リボ払いの解消

既に「リボ払い」になった決済は「一括払い」に変えることはできませんが、あきらめてはいけません。

少しでもリボ払い手数料を減らすためには、次回の支払日にリボ残高を全額支払いにすればOKです。
やりかたはe-naviの「お支払い方法」の「リボ残高のまとめ払い」から手続きしてください。
初月の手数料分の損益で済みます。

また、
楽天カードの利用明細で、「一括払い」で契約したはずが、支払が全て「自動リボ払い」になっているケースもありますのでご注意を!

自動リボサービスとは

自動リボに登録すると、翌月「1回払い」のショッピングの利用分が「リボ払い」となり
月々5000円~+リボ手数料がつく「リボ払い」になる支払い方法です。

 「自動リボの登録・解除」も、楽天e-NAVIより変更できます。 

楽天カード「メリット」と「デメリット」

ここでそもそものカードの「メリット」と「デメリット」をおさらいしておきましょう!

<カードのメリット>

・年会費が無料
・ポイントがたまりやすい
・決済通知もメールでOK

<カードのデメリット>

・年会費無料のため、カード会員の登録・解除が多い
・衝動で買い物をしてしまいがち。

楽天カード「リボ払い」の 「メリット」と「デメリット」

「リボ払い」の「メリット」と「デメリット」も更におさらい。

<リボ払いのメリット>

・欲しいモノが購入できる。
・月々のお支払い金額は自由に設定が可能。
・月々5,000円+手数料からのお支払いができる。
・余裕のあるときに増額払いや全額払いなど返済金のコントロールができる。

<リボ払いのデメリット>

・ポイント・特典に誘導され、選択してしまうケースが多い。
・リボ手数料がかかる。
・分割より高めの手数料になることも。
・返済額の設定を間違うと、限度額まで借りてしまい、高額請求となりえる。

「リボ払い」注意する点

◎自分の支払い能力を把握して、無理のない利用を心がけましょう。
◎新たな買物をすると当然支払いが延びます。
◎毎月の利用明細書などで、支払額を必ずチェックすること。

「リボ払い」をやめると

リボ払いをやめて【別の方法】にするだけで、余計な利息が「10分の1」に減らせます。
例えばリボ払いをやめてカードローンにするだけで、
1、利息を「約10分の1」に減らせる。
2、支払い期間も「約2年」短くできる。

「リボ払い」のまとめ

今日はクレジットカード「リボ払い」についての注意点と「メリット」と「デメリット」、「トラブル回避の方法」でした。

私の場合、カードで10数万円を借りたのですが、頻繁に「リボ払いへの変更」の案内がきて、一瞬ポイントなども気になり、変更・契約しそうになりました。

結局、分割支払い2ヶ月後に返済の目途が立ち、一括返済しましたが、3,000円程の手数料を払った計算になります。

そのまま12ヶ月分割返済だと、更に6000円の利子が付いていたと思います。

ちなみに「分割支払い」も電話で「一括払い」にすぐにしてくれます。項目がないのですが、支払い方法の問い合わせ先でOKです。

新社会人のみなさんをはじめ、慣れていない方は、カードを作る時は必ずリスクがあることを理解して慎重に契約しましょう。

できれば、親や友達に相談して本当に必要なものか判断するといいですね。わからないものはカード契約に関わらず契約すべきではありません。

管理人は大学入った頃、街角のキャッチセールスに捕まって数十万円の契約をしてしまいました。印鑑があればだれでも契約できるのです。

1週間以内にクーリングオフして事なきを得たのですが、相談した大学の先輩に感謝しています。

とにかく稼いでいない学生さんなどはカードなど持たずに、所持金を上手くやりくりする術を学びましょう!

社会人初心者の方も1年にどれだけお金が必要なのかを把握しながら、カードを上手く活用して、快適で無駄のないショッピング、そして大事なのは将来に備えて貯蓄もしていきましょう!